Box 1A アフリカツメガエル(Xenopus laevis)発生の各段階
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脊椎動物の発生はとても多様だが、アフリカツメガエルの発生を用いて例示できるいくつかの基本的な発生段階がある
卵割では細胞は成長することなく体細胞分裂し、分裂のたびに個々の細胞は小さくなる この時期になると細胞はすでに均一でなく、細胞-細胞間の相互作用により3つの胚葉(germ layer)への発生運命がある程度指定される 内胚葉と中胚葉になる細胞は内部に潜り込み、オタマジャクシの基本的なボディプランが確立する 胚内部では、中胚葉が脊索とよばれる頭から尾までの棒状の構造を、神経管の直下、中軸に生じる 脊索の両側には体節とよばれる分節した中胚葉塊が生じ、これからは筋肉、脊柱、皮膚の真皮が形成される この時期までに、四肢、眼、鰓などさまざまな器官原基が、それぞれの未来の位置に指定される 器官形成期に、筋肉や軟骨、神経など特殊化した細胞が分化する 器官形成期から48時間以内に胚は典型的な脊椎動物の特徴を持ったオタマジャクシ幼生となり、餌を摂取する